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こんにちは、市位です。
即時償却や税制控除、減税などの税制優遇を受けることができる経営力向上計画ですが、法改正が行われたため2025年4月1日より内容が変更されていますので注意が必要です。
中小企業庁のHPはこちらからご確認いただけます。
変更点①
工業会の証明書(A類型)、経産局確認書(B・C類型)の申請手続きと経営力向上計画の認定に係る審査を同時並行で行うことを可能とする特例が廃止となりました。
よって、計画の申請前に工業会証明書や経産局確認書を取得しておく必要がございます。
取得には時間がかかるため、ゆとりを持った申請を推奨しております。
変更点②
2025年4月より前に取得された工業会証明書、経産局確認書では経営力向上計画の認定を受けることができなくなっています。
経営力向上計画の申請前であり、工業会証明書や経産局確認書の取得が2025年4月よりも前である場合は再取得が必要です。
※設備の取得前であれば工業会の証明書の再発行が可能です。
以下の流れになるよう工業会証明書、経産局確認書の申請∼取得を行う必要がございます。
詳しくは経営力向上計画に関する経過措置について(中小企業経営強化税制関連)をご確認ください。
60日ルールについて
経営力向上計画の申請前に設備を取得している場合の60日ルール(設備取得日の翌日から60日以内に計画申請が行政庁に到達している)については今回の変更後も有効となっております。
※設備を取得した年度内に認定を受ける必要がございます。
まとめ
取得に時間を要する工業会証明書や経産局確認書に関わる変更がございましたので、経営力向上計画の活用をご検討されている事業者様はご注意いただけますと幸いです。
弊社では経営力向上計画の策定支援も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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弊社では誠に勝手ながら下記の日程をGW休暇とさせていただきます。
■GW休暇期間
2025年4月26日(土)~2025年5月6日(火)休暇期間中にいただきましたお問い合わせやメールについては、2025年5月7日(水)以降に順次回答させていただきます。
ご不便をおかけしますが何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。 -
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)の採択実績を更新しました。
採択実績はこちらから -
こんにちは、吉川です。
2025年3月24日より新たに中小企業庁が運営する、「成長加速マッチングサービス」がリリースされました。
まだ運用が開始した直後のため、聞き馴染みのない方が大半かと思いますが、そんな成長加速マッチングサービスの利用メリットについてご紹介します!
成長加速マッチングサービスとは?
事業拡大や新規事業立ち上げなどの成長志向を持つ事業者様と、それを支援する支援機関(金融機関、投資機関、認定支援機関等)がつながることができるマッチングプラットフォーム
支援機関に相談したい課題を
①資金調達 ②事業承継 ③経営相談 から選択し、登録することで支援機関とマッチングすることが可能です。
登録するメリット
メリット1
融資を必要とした際に最適な金融機関とつながることができる。
メリット2
事業承継課題について専門知識を持つ金融機関や投資機関とつながることができる。
メリット3
事業者様の企業価値の向上を目指す投資機関とつながることができる。
メリット4
強みや挑戦したい課題を全国の支援機関にアピールすることができる。
また、これら以外にも現在公募中の、ものづくり補助金19次公募の加点項目にもなっておりますので、補助金の申請を考えている事業者様にとってはメリットになります。
※支援者からのコンタクトや契約を保証するものではありません。
利用方法
GビズIDプライムをお持ちであれば、すぐに登録が可能です。
GビズIDでログイン後、基本情報や課題、公開したい範囲(金融機関、中小企業診断士、民間コンサルタント、商工会議所など)を選択し、登録します。
上記でもお伝えした通り、成長加速マッチングサービスへ自社の課題を掲載することで補助金の加点になります。今後公募予定の補助金の加点項目に追加されるかは不明ですが、弊社で補助金申請のサポートをさせていただいている事業者様には、加点項目の申請についてもサポートしております。
補助金の活用をご検討されている方は、一度弊社までご相談ください。
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こんにちは橋本です。
補助金利用の落とし穴の一つにスケジュールがあります。
申請締切は勿論ですが意外と盲点となるのが補助対象費用となる設備等の発注時期です。
【ポイント】
発注や契約の開始は交付決定を受けてから!補助金を利用する場合、事務局から許可が下りるまで発注や契約を進めることは出来ない点に注意が必要です。ある補助金では「事前着手」と呼ばれる制度があり、既に発注した設備等を補助対象として申請が出来ました。しかし、これは極めて特殊な制度であり、現在では一切認められていません。先に発注等を進めてしまった場合には補助金取消となってしまうため、お気をつけください。
【25年3月28日時点、補助金スケジュール】
弊社予想も含みますが3月28日時点での補助金年間スケジュールとなります。
実は既に春の補助金公募はひと段落しており、次は夏の公募に向けて準備を進める時期となっています。上記スケジュールは申請締切日となっていますがそこから採択発表を待ち、更に交付決定を待った場合、実際に発注出来るのは早くとも11月頃となります。
そう考えると年内に発注を計画されている場合、次回公募がラストチャンスという可能性もあります。
一方、別のコラムでご紹介させていただいた通り、補助金選びには趣旨と一致しているかが重要となっており、採択や補助額、スケジュールなど様々な要素を加味して検討していく必要があります。
補助金申請に迷われた際はお気軽にご相談ください。