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こんにちは橋本です。
弊社では「ものづくり補助金」や「新事業進出補助金」など、幅広く補助金のご支援を行っております。
私、個人でもご支援実績は100社を超えており、国内でもトップクラスの実績を有しております。
今年度から新たな補助金公募がたくさん始まり、「○○が狙い目」「○○は申請のハードルが低い」等、様々な憶測や意見が飛び交っています。
先日、発表のあった【省力化補助金】第1回公募の採択結果について、専門的な視点から振り返りをまとめますので悩まれている事業者様の補助金選びの参考になれば幸いです。≪採択のポイント≫
結論から言うと採択に重要な要素は「省力化×付加価値」です。
これは公募要領に記載の通りですが採択結果や事務局の講評を確認すると明確に重視されているポイントです。
採択率としては全国平均が7割弱と高い結果になりましたが申請の母数である総申請数自体が従来の補助金と比較して少なく、より趣旨に合致した案件だけが審査された結果と考えています。
このため、「採択率の高い補助金」として飛び付くと不採択になるケースが続出すると予想しています。
【省力化について】省力化について、重要となるのは「ボトルネックの解決」です。
単に省力化と言っても高速化やスポット工程における省人化では採択にならず、自社のボトルネックを明確化し、そこに対する特効薬としての投資が対象になっています。
このため、「オーダーメイド」や「業務プロセス全体の改善」が重要となります。
採択事例を見ても「自動化」や「オーダーメイド」「専用ロボット」「特注」というワードが目立ちました。また、その中で「DXの活用」や「ICTによる」「システム導入」といったワードも多く、業種毎の業種特性課題をデジタル技術で解決するような取り組みも多く見受けられました。【付加価値について】
一方で省力化と同時に強く求められた要素が付加価値です。省力化の効果として人員配置を見直し、「新商品開発」や「品質向上」、「受注対応力強化」「トップブランドへの成長」と言ったアウトプットの向上が見込まれるタイトルが多くなっていました。このため、省力化投資が企業の成長戦略にどのように貢献するのか、単なる省力化に留まらない事業計画が採択へのカギとなります。
≪まとめ≫
今回は初回の採択結果となる省力化補助金について、事務局の講評と採択者の計画タイトルを元に振り返ってみました。弊社でもご支援させていただいた事業者様は無事、皆様採択され喜んでいただけましたが今後も補助金の使い分けや取組のアピール方法は重要になってくるでしょう。
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こんにちは橋本です。
先日、省力化補助金の採択発表があり、本日(6月27日)採択後の手続き手引きが公開されました。
交付申請は8月15日頃までに完了する必要がありますので下記手順に沿って進めていきましょう!
①確認テストの受講と合格採択結果が確認可能なマイページから必須研修の受講が可能となっております。研修動画の視聴後に確認テストを受講し、合格する必要があります。このテスト終了後に発行される「修了証」は、後述の提出資料の一つとなっております。
②賃金引き上げ計画の確認と表明
次に、申請要件である賃金引き上げについて計画を社内で表明する必要があります。この際、表明する数値は最低要件である2.0%ではなく、企業毎に個別で設定している目標値が適用されますのでご注意ください。こちらの「賃金引き上げ計画の表明書」も提出資料の一つです。
③提出書類の準備
上記2点に対応した後に見積書や相見積書を準備した上で交付申請を行います。
主な提出書類は下記の通りですが見積書の取得に時間を要する場合もありますので早い段階で準備を進めていきましょう。≪主な提出資料≫
・研修動画の修了証
・賃金引き上げ計画の表明書
・見積依頼書(全ての経費について)
・見積書(全ての経費について、原則2者分必要)
・【該当時】選定理由書
・【該当時】システム構築費の明細(システム構築費を計上する場合)
・その他、事務局から個別で求められる資料 -
中小企業省力化投資補助金(一般型)の採択実績を更新しました。
採択実績はこちらから -
こんにちは、市位です。
2025年5月30日に事業再構築補助金の事業化報告のマニュアルが更新されました。
事業化報告のマニュアル更新頻度の高さに驚いている今日このごろです。
事業化状況システム操作マニュアル:https://jigyou-saikouchiku.go.jp/pdf/documents/jigyokajyokyohokoku_manual.pdf
今回の更新ではシステムへの入力項目に⑦その他のデータが追加となりました。
⑦その他のデータとは?
これまで⑥損益計算書等にて登録いただいていた追加報告用エクセルデータの内容をシステムに登録することとなりました。
⑦その他のデータの入力方法
● 会社全体の実績
決算報告書の損益計算書を参照し、該当箇所の内容を入力します。
● 企業全体の実績
決算報告書の貸借対照表を参照し、該当箇所の内容を入力します。
● 補助対象事業の実績
決算報告書に研究開発費の項目がある場合は該当の数字を入力します。
項目がない場合は「0」と入力します。
● その他効果
補助金を活用し、導入した設備/施設の稼働状況を入力します。
● 従業員情報
事業場内最低賃金や従業者数など従業員に関する情報を入力します。
● 主業種/事業
企業活動全体で一番売上が高い業種・事業を選択し、それぞれの売上高を入力します。
※業種・事業が1つである場合は売上高には同じ数字が入ります。
● 他の補助金
新たに事業再構築補助金以外の補助金を受給された場合はその件数と受給金額を入力します。
入力箇所が増えたことで負担に思われる事業者様もいらっしゃるかと存じます。
何を入力するべきかわからない場合は黄色の「?」マークにカーソルを合わせると説明が出てきますので、是非ご活用ください。
弊社では事業化報告のご支援も承っておりますので、ご不安な場合はお問い合わせいただけますと幸いです。
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こんにちは、吉川です。
みなさまはGビズIDはお持ちでしょうか。
最近では、補助金以外にも様々な行政サービスを受ける際に必要になることが増えているため、お持ちの方も多いのではないでしょうか。そんなGビズIDでログインするには「二要素認証」が必要です。
アカウントIDとパスワードを入力すると、登録している携帯番号にSMSでワンタイムパスワードが届くようになっており、届いたワンタイムパスワードを入力することでログインができる仕様になっています。
今回、このワンタイムパスワード認証が2025年12月末をもって廃止される予定となっております。
そのため、GビズIDアプリを用いたアプリ認証への切り替えを呼びかけています。
変更方法
●初回起動時
① お持ちのスマートフォンから「GビズID」アプリをダウンロード
② インストール完了後、アプリを起動して「アプリの利用をはじめる」をタップ
③ 利用規約の「利用規約に同意する」をタップ
④ アプリの説明が表示されますので、よくお読みになり「次へ」ボタンをタップ
⑤ プッシュ通知の設定画面が表示されますので、ダイアログの「許可」をタップ
※ここで「許可」しなければアプリの使用ができないため、ご注意ください。●GビズIDの連携
① ホーム画面の「アプリ認証を登録・確認する」をタップ
② 「アカウントを追加する」をタップ後、「ID/PASSを入力する」をタップ
③ GビズIDのアカウントIDとパスワードを入力
④ SMSにワンタイムパスワードが届くため、ワンタイムパスワードを入力
⑤ 「アプリ認証が完了しました」が表示されれば連携完了アプリとの連携が完了すれば、これまでワンタイムパスワードを入力していた作業が、アプリ上で認証するだけでログインが完了できるようになります。
アプリとの連携を完了した後に、機種変更などを行う場合は事前に連携解除を実施する必要があるためご注意ください。
連携解除の方法や、通知を「許可しない」に設定してしまった場合などの手続き方法はマニュアルに記載されておりますので、こちらをご確認ください。
ワンタイムパスワード認証の具体的な廃止日は決定しておりませんが、あと半年ほどで廃止が予定されておりますので、お早目の切り替えをおすすめします。
アプリのダウンロードはこちらから
iPhone(iOS)をお使いの方
Android OSをお使いの方