-
こんにちは、フラッグシップ経営の市位です。
ものづくり補助金18次締切で採択となった事業者様におかれましては遂行状況報告を終え、補助事業実施期間に突入されている方が増えてきているのではないでしょうか。
次のステップである実績報告ですが、ものづくり補助金の実績報告は写真や図が多く求められるので注意が必要です。
少しでも早く実績報告を提出できるよう必要となる資料やお写真についてご紹介いたします!
〈 目次 〉
1.ものづくり補助金 実績報告の特徴
提出は交付申請と同じJGrantsから行いますが、提出資料のボリュームが多いことから最初は担当の地域事務局にて事前確認が行われます。
事前確認が完了しなければJGramtsに提出することはできません。
※地域事務局より修正依頼がございます。
2.実績報告資料の構成
実績報告資料.zipの中には以下の3つのファイルが収録されています。
3.必要資料一覧
■ 交付決定通知書
交付決定後、JGramtsからダウンロードできます。
■ 通帳のコピー
①通帳の表紙、金融機関名、口座名義人、口座番号が確認できるもの
②補助事業に要した費用の出金が分かるページ
■ 見積書、相見積書
交付申請時のもの
■ 注文書
発注したことがわかる書類
■ 注文請書
注文を受けたことが分かる書類
■ 納品書
■ 検収書
ない場合は納品書に①検収日、②検収担当者、③「検収」の3点を記載
■ 請求書
設備メーカー様にご確認ください
■ 振込依頼書
■ 画像データ
①設備設置前のスペース ※設備導入前にご撮影ください
②搬入時の風景
③送付伝票 ※ない場合もあります
④設置後の設備
⑤設備に機械番号を付した写真
4.設備に機械番号を付した写真
機械装置、原材料などの補助対象物件には管理No.を記載したラベルを作成し、添付する必要がございます。
■ 添付位置
・型番プレートの下など確認しやすく、作業の邪魔にならないところ
・原材料などの直接添付が困難な場合は箱やケースに添付
■ ラベルの作成例
※紹介した資料以外で必要となる資料がある場合もございます。
今回はものづくり補助金の実績報告で必要となる資料についてご紹介いたしました。
その他にも、申請時の計画通りに進んでいるか、不良率や作業スピードなど当初の目標を達成しているのか検証を行う必要もございます。
ものづくり補助金のサイトに実績報告資料の作成マニュアルや動画もございますので、一度ご確認ください。
弊社ではものづくり補助金の実績報告についてもご支援を承っておりますので、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
-
こんにちは橋本です。
全国で採択実績が600件を超える補助金の専門家である当社が補助金の手続きを丸っと解説させていただきます。
補助金申請がはじめてという企業様は是非、ご覧ください。
1.補助金とは
補助金とは特定の団体(経済産業省や各都道府県等)が求める取り組みを後押しするために支払った費用に対して補助が下りる制度のことです。
2.一般的な補助金の流れ
補助金は公募する団体や種類によって変わりますが大きく下記のスケジュールイメージがベースとなってきます。
【基本的な補助金のスケジュール】
【目次】
<p>⑥報告・入金
①投資内容の検討
まずは何を購入するために補助金を受けたいのかを検討します。また、この段階で設備の金額感や設備の活用方法を考えておく必要があります。
②補助金の検索
投資内容が固まれば申請出来る補助金があるのかを調べていきます。地方や国等、公募団体や種類に応じて全国では1,000種類を超える補助金が実施されていると言われており、本来はそれを一つずつ調べていく必要があります。
補助金額の上限や申請条件などが非常に様々ありますので自社が使える補助金を見つけるにはたくさんの補助金を確認していく必要があります。補助金を調べていただく際や補助金の情報を集めたい方は下記のサイトや機能をご利用してみていただくと手間が削減できるかもしれません。
【ちょび楽ポイント】
「○○県 補助金」等で通知が来るようにしておくと補助金の情報が自動で取得出来るようになります。
・専門家に相談する
専門家に相談すると支援出来る補助金があるのか等、補助金を提案してもらえるケースも多いため、上手く相談すると時間だけが過ぎていくということも解消出来ます。
③要領確認・申請準備
良さそうな補助金が見つかれば次は申請に向けて要領の確認を行っていく必要があります。必要な準備物は何か、作成しないといけない資料はどれだけあるのか、いつまでに申請を行う必要があるのか等、要領を熟読した上で準備を進めていく必要があります。
補助金によっては100頁近い要領を読む必要がありますが採択の取り消しリスクをはじめ、要領の熟読は非常に重要なポイントです。
④申請・採択
提出物の準備が完了すれば締切までに申請を行い、採択されるのを待ちます。補助金は申請を行えば必ずもらえるものではなく、公募趣旨への合致や実現性等、様々な観点から評価された上で採否が判断されます。
このハードルを越える点が大きな壁となっており、全国で支援機関等の専門家に相談される方が多い要因となっております。
⑤投資の実行
無事採択をされた場合に計画していた設備投資を実行していきます。このため、投資計画から実際の発注・導入までは半年以上要する等、非常に長期的な取り組みとなって参ります。このため、素早く手続きを進めていく必要があります。
⑥報告・入金
設備投資の完了後、完了報告を行い初めて入金を受けられるケースが多く、補助金の入金までは繋ぎ融資の利用等、資金工面を行う必要が発生してきます。一度、立替払いを行う必要があるという点も補助金利用の注意点となっております。
【まとめ】
補助金申請は投資計画から補助金検索、入金まで非常に長期的な取り組みとなってきます。また、手続きを間違うと補助金返還や取り消しのリスクがあるため、公募要領の熟読が必要です。手間はかかりますが1つ1つ丁寧にポイントを押さえることで事業者様自身でも申請が可能であり、難しくはありません。補助金を使って投資を行うことは経営をうまく進めるテクニックかと思いますので「時間がない」、「不安だ」、「難しい」という方は専門家にも相談しながら是非、ご活用ください!
-
エネルギー効率化・新事業展開等による生産性向上支援事業補助金(第5期)の採択実績を更新しました。
-
こんにちは、営業事務の吉川です。
本日は採択となった事業者様のインタビューVol.8をお届けいたします!
今回は、事業再構築補助金で採択となった株式会社駒月様にお話を伺いました。
株式会社駒月
滋賀県にある1963年創業、1966年法人設立の金属加工業者様。
主に自動車の内燃機関に使用される部品や産業用ロボット部品の切削加工を行っている。
対話者:株式会社駒月:代表取締役 岸村源治様
株式会社フラッグシップ経営:杉本 吉川
Q1.補助金を申請されたきっかけ
吉川「今回、事業再構築補助金を申請されたきっかけを教えてください。」
岸村氏「設備投資を考えているタイミングで、商社の方から事業再構築補助金のお話を伺いました。
複数の設備を合わせて購入できるという点にメリットを感じました。」
杉本「補助金を利用されたのは今回が初めてだったんですよね?」
岸村氏「そうですね、これまで設備投資は多く行ってきましたが、補助金の利用は初めてです。
一度、申請をしたことはあるのですが、その時は不採択でした。そこからは難しいイメージがついて申請はしていませんでした。」
杉本「今回、無事に採択されて良かったです!」
Q2.事業の進捗状況について
吉川「実際に設備を導入して、新事業の進捗はいかがですか?」
岸村氏「既存設備は故障が多く修理ばかりでしたが、快調に動いており完成する製品の品質も良いです。
現在は、受注はあるものの、試作品の製造段階です。」
杉本「順調に進んでいる様でなによりです。」
【事業再構築補助金で導入した設備】
Q3.当社のサポートについて
吉川「当社のサポートを受けて感じた率直な意見をお聞かせください。」
岸村氏「対応も早くありがたかったです。最初は、何から始めれば良いのかわからなかったけれど、一から丁寧に説明いただき安心して申請することができました。」
杉本「お客様へ迅速に対応することを心掛けています。補助金の概要についても丁寧に説明し、納得いただいた上で申請に進んでいただけるようにしています。」
Q4.補助金申請でご負担だったことや、ご不安だったこと
吉川「補助金を申請する中で、ご負担だったことや、ご不安だったことがあれば教えて下さい。」
岸村氏「PC操作に不安がありましたが、都度、操作方法についても案内してくれたおかげで助かりました。
採択後の手続きにおいても必要資料などについて一緒に準備を進めていけたので、安心できました。」
Q5.補助金やコンサルタントへのイメージ
吉川「補助金やコンサルタントへのイメージは変わりましたか?」
岸村氏「補助金申請に対する難しいというイメージは変わらないですが、サポートしてもらって相談しながら進めることができたので、申請時はコンサルタントをお願いするべきだと感じました。」
杉本「ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです!」
岸村氏「これからも設備投資は考えているので、タイミングが合えば今後も補助金の利用はしていきたいですね。」
杉本「都度、補助金のご案内はさせていただくので、いつでご相談ください。」
Q6.今後について
吉川「今後の社長の夢や会社としての目標を教えてください!」
岸村氏「今回の新事業を売上の柱にしていきたいと考えていますが、一番は既存事業の受注を伸ばしていきたいです。
会社の課題としては、IT化を進めていきたいと考えていますが、不慣れな人間からすると使いこなせずにいます。
現場の負担を減らす目的が、生産性が下がってしまうのでは本末転倒ですから。
また、OJTにも力を入れて会社全体で多能工化を進めていきたいです。」
杉本「弊社では補助金のサポートだけでなく、社員研修や経営改善も行っていますので、いつでもご相談ください。」
最後に
お忙しい中、インタビューにご対応いただきありがとうございました。
今後も設備投資の際などにお力になれるようサポートさせていただきたいです。
弊社では、補助金申請のサポートはもちろん、経営改善や人事制度などのご相談も承っております。
初回無料相談も実施しておりますので、会社のお悩みを一度お聞かせください。
-
こんにちは、日野です。
これまで何度かご紹介させて頂いておりました省力化補助金ですが、制度変更が発表され、より使いやすい補助金になっております。この機会に一度、ご検討してみてはいかがでしょうか。1.中小企業省力化投資補助金の概要(補助金のHPはこちら)
①省力化投資補助金とは
人手不足解消に効果があるロボットやIoT等の製品を導入するための経費を国が補助することにより、簡易で即効性がある中小企業の省力化投資を促進し、売上拡大や生産性向上を図るとともに賃上げにつなげることを目的とした補助金です。既に公募が始まっており公募期間は2026年8月頃の見込みです。②補助対象となる事業
人手不足の中小企業が、省力化製品を対象製品のリスト(カタログ)から選んで導入し、販売事業者と共同で「労働生産性 年平均成長率3%向上」を目指す事業計画に取り組むものを対象とします。
※その他に、申請時に全ての従業員の賃金が最低賃金を超えていることが要件となっています。
【補助対象製品のカテゴリ】
※対象製品、カテゴリは随時増えておりますので、定期的にご確認下さい。カテゴリリストはこちら。③補助率と補助上限額
補助率は一律1/2となっています。従業員数に応じて補助上限金額は200万円~1,000万円です。2.省力化補助金制度変更内容
今回、下記2点の制度変更が発表され、本補助金の使い勝手が向上しております。
①随時、応募・交付申請が可能に
これまでは、1回につき2カ月ほどの応募・交付申請期間が設けられ、それが合計15回程度実施される予定でした。しかし、2024年8月9日以降、いつでも申請ができるようになり、設備投資をしたい時、補助金の申請、交付決定、設備購入までがスムーズに実施できうようになります。②複数回の応募・交付申請が可能に
これまでは一度採択・交付決定を受けると、再度の応募、交付申請ができませんでしたが、補助金額上限額に達するまでは複数回の応募、交付申請ができるようになりました。
補助上限金額いっぱいまで複数回本補助金を活用頂くことができるようになりました。
3.まとめ
中小企業省力化投資補助金は、制度変更により使い勝手が向上しており、国としても、中小企業の方にこの補助金を広く、活用してもらいたい意向が伺えます。
弊社にて無料で補助金の相談会を実施しておりますので、ご興味がある方は、一度、問い合わせ頂ければと思います。