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「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(19次締切)の採択結果が発表されました。
当社では、21件採択されました。
採択されました企業様の設備投資額合計5億4,590万円、補助金額合計2億5,412万円でした。
採択されました企業様、おめでとうございます。 -
こんにちは田邉です。
今回は、2025年度に新設の「新事業進出補助金」についてご紹介します。① はじめに:第2回公募の見通し
2025年7月15日に締め切られた第1回公募は、電子申請システムの稼働開始が6月17日と準備期間が短く、7月に入ってからは申請が集中したことで、サーバーの一時的にダウンや、ログインが不安定になるといったトラブルが発生しました。本来の締切日は7月10日でしたが、これらを受けて5日間の延長措置が取られました。採択結果は10月に発表される見込みで、第2回公募は10月中旬ごろの開始が想定されています。
本補助金は、計画書様式や添付資料など提出物が多岐にわたり、会社全体の協力体制を整えるまでに時間を要します。これが第1回で浮き彫りになった最大の教訓です。② 補助金の位置づけと活用対象
本補助金は「既存事業と異なる市場への進出」を後押しする制度です。類似制度として事業再構築補助金がありますが、再構築補助金が「業種や事業モデルそのものを大きく変える取り組み」を対象とするのに対し、新事業進出補助金は、「既存の強みを活かしながら、新たな市場・顧客に展開する事業」に絞って支援しています。
新事業の定義既存事業と比較して、①市場 ②顧客層 ③提供価値のいずれもが明確に異なること。
形容詞を付け替えただけの「高性能版」「新型モデル」では要件を満たしません。
補助対象経費は、設備費・専用ソフトウェア・外注加工費・建物費などが中心です。リース契約による取得は原則として補助対象外ですが、リース会社との共同申請を行うことで対象となる場合があります。購入または割賦による取得を前提とした資金計画が一般的です。③申請前に最低限整理しておきたいこと
●新事業として成立するかの仮ストーリーを描く
市場が変わっているか?既存顧客と異なるか?という視点で“ひとまず説明できる状態”にすることが第一歩です。
●導入設備と売上計画のつながりを明文化
この設備を入れることで、どの製品が、どの顧客向けに、どれだけ売れるのか
その関係性を説明できるように準備しておきましょう。●GビズIDの前準備を忘れずに
法人代表者アカウントの取得には1週間以上かかるケースもあり、 申請直前に慌てる原因となります。
また、ID管理の混乱も少なくなく、「誰が申請操作を行うのか」「申請権限は適切か」といった点を早めに整理しておくことが重要です。④申請書作成でつまずきやすい注意点
●賃上げ要件の適用範囲対象
従業員の選定ミスがあると交付後に減額・返還リスクが生じます。(役員を除く雇用契約がある従業員が対象)
●スケジュールの現実性
交付決定前の発注・工事着手はすべて“対象外経費”となります。資材調達リードタイムや建屋改修工期を保守的に見積もることが肝要です。
●資金調達計画の整合
補助金だけでは全ての費用をまかなえないため、自己負担分や補助対象外の費用も含めた資金を用意する必要があります。そのうえで、設備代金や工事費の支払いタイミングと、自己資金・借入金が実際に使える時期がずれていないか、事前にしっかり確認しておきましょう。
⑤おわりに:今こそ準備を
本補助金は今年度に新設された制度であり、申請対応も初めてのケースが多くなっています。補助金額が大きいため、申請には2~3か月以上の準備期間を設けることが理想的です。外部専門家や金融機関のアドバイスを受けながら、審査項目を十分に押さえた計画書を作成するためには、入念な事前準備が採択の鍵となります。
補助金の申請を検討されている方は、早めの準備を進めることをお勧めします。当社では無料相談に対応しておりますので、賃上げや特例措置の条件等、ご質問はお気軽にご相談ください。
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こんにちは、市位です。
今回はなかなかレアなケースではありますが、事業再構築補助金の採択発表後∼補助事業実施期間までの間で会社の基本情報が変更となった際のお手続きについてまとめたいと思います。
採択発表後∼補助事業実施期間に会社名や代表者などの基本情報に変更があった場合は追加のお手続きが必要となります。
JGrantsのお手続き
マニュアルや様式は再構築HPの採択された方からご確認いただけます。
事業再構築補助金HP:https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
1. GビズID引継ぎ
Gビズ登録情報(商号又は名称、代表者名、本社所在地、GビズID )の更新やGビズIDの新規取得に伴うIDの引継ぎを行う場合に必要な申請です。
※GビズID引継ぎ依頼と併せて社名等変更届けの申請も必要です。
〈提出資料〉
・GビズIDのマイページの画面キャプチャ(変更前と変更後)
・電子申請システムのGビズID情報の画面キャプチャ(変更前と変更後)
JGrantsにログイン後、マイページ>申請履歴>事業計画名>事業の詳細>提出可能な申請
① 引継ぎ元(旧)と引継ぎ先(新)の必須項目を入力。
② 変更前と変更後の「GビズIDのマイページの画面キャプチャ」と「電子申請システムのGビズID情報の画面キャプチャ」を提出。
《注意》
GビズIDの基本情報やプロフィールの更新後は変更前の画面キャプチャが撮れなくなってしまいます!
既に更新してしまった場合は再構築の事務局にお問い合わせをお願いいたします。
2. 社名等変更届
会社(個人事業主)情報、担当者情報、金融機関情報など、事業者情報に変更があった場合に必要な申請です。
※本社所在地の変更、社名の変更、代表者名の変更の場合は社名等変更届と併せてGビズID引継ぎ依頼の申請も必要です。
〈提出資料〉
・履歴事項全部証明書
※変更内容によっては追加の資料が必要となります。
① 必須項目を入力。
② 変更前、変更後の該当箇所のみ入力。
③ 履歴事項全部証明書、その他の資料を提出。
※社名等変更届出書はその他の資料に添付
GビズIDのお手続き
基本情報はプロフィール変更の「法人情報更新」をクリックすると自動で更新されます。
GビズIDマイページ操作マニュアル:https://gbiz-id.go.jp/top/manual/pdf/Manual_gbiz-id_mypage.pdf
《注意》
更新すると更新前の状態に戻すことができません。
まとめ
手順が多いように感じられるかもしれませんが、交付申請や実績報告と比べると、ご負担は少なくご対応いただけるかと存じます。
何かイレギュラーなことがございましたら、事務局や弊社にご相談いただけますと幸いです。
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