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こんにちは、フラッグシップ経営の秋定です。
ブログでは「税金なんて払いたくないからあえて赤字にする」という「赤字をよし」とする中小企業経営者の意識・姿勢をご紹介させていただきました。
本稿では、中小企業経営者が「事業を進めていくなかでリスクと感じているものとその対策」についてご紹介させていただきます。
一般社団法人「日本損害保険協会」が中小企業に対して行った『中小企業のリスク意識・対策実態調査2021』によると、リスクでのトップは「自然災害」で52.7%、「取引先の廃業等による売上の減少」が49.3%、「感染症」が41.7%と続きます。
このような意識のなか、リスクに対して「特に対策・対処をしていない」という回答が36.6%にも上っています。さらにその理由として、「対策をする費用に余裕がない」が21.0%など、中小企業だからこその切実な面がある一方で、無対策企業の50.4%が、「対策していない理由は、特にない」と回答しているのが現実です。
それでは、どの様に対策を行えば良いかの一例をご紹介させていただきます。
今般のものづくり補助金では、加点項目のひとつとして「『事業継続力強化計画』を策定し認定を受ける」というものがございます。これは、防災・減災のための事前対策計画で、巨大地震や集中豪雨などの自然災害に加え、新型コロナウイルスなどの感染症にも対応した内容も策定することができます。
更に、万一の災害時の危機対応力を高めるだけでなく、自社の経営資源である「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の様々なリスクを抽出し、対策を検討することは、経営課題の発見や平時の経営改善にも繋がります。
近年、大規模な自然災害が全国各地で頻発しています。こうした自然災害は、個々の事業者の経営だけでなく、日本国のサプライチェーン全体にも大きな影響を及ぼすおそれがあるため、事業継続力強化計画の策定などをはじめ、自社のリスクへの対応策をご検討いただけますと幸いです。
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こんにちは、フラッグシップ経営の伊藤です。
2021年11月CPO26(第26回気候変動枠組条約国会議)において、岸田首相が「2030年度に、温室効果ガスを2013年度比で46%削減することを目指す」ことを宣言し、いよいよ2050年のカーボンニュートラルに向けた取り組みが本格化してきました。
トヨタ自動車による部品メーカーへの二酸化炭素(CO2)削減の要請や、自治体と国内大手企業が大規模水素サプライチェーン構築への取り組みを開始するなど、サプライチェーン全体としての脱炭素化の動きが始まっています。
また、「ものづくり補助金第10次公募」、「事業再構築補助金第6回公募」においてもグリーン分野への支援枠が創設されました。
◆ものづくり補助金におけるグリーン枠
<概要>「温室効果ガスの排出削減に資する革新的な製品・サービス開発」又は「炭素生産性向上を伴うプロセス・サービス提供方法の改善」に必要な設備、システム投資等への支援
<要件>
ものづくり補助金の基本要件に加え、下記の3つの要件を満たすこと①温室効果ガスの排出削減に資する革新的な製品・サービスの開発や炭素生産性向上を伴うプロセス・サービス提供の改善であること
②3~5年の事業計画期間内に、事業場単位または会社全体での炭素生産性を年率1%以上向上すること
③これまでに自社で実施してきた温室効果ガス排出削減の取り組みの有無を示すこと(有る場合は具体的な取り組み内容を示すこと)
<補助金額>
従業員数
5人以下:最大1,000万円
6~20人:最大1,500万円
21人以上:最大2,000万円
<補助率>
一律2/3
◆事業再構築補助金におけるグリーン成長枠
<概要>
研究開発・技術開発又は人材育成を行いながら、グリーン成長戦略「実行計画」14分野の課題の解決に資する取組を行う中小企業等の事業再構築を支援
<要件>
①グリーン成長戦略「実行計画」14分野に掲げられた課題の解決に資する取組として記載があるものに該当し、2年以上の研究開発・技術開発又は従業員の一定割合以上に対する人材育成をあわせて行うこと
②補助事業終了後3~5年で付加価値額の年率平均5.0%以上増加又は従業員一人当たり付加価値額の年率平均5.0%以上増加の達成を見込む事業計画を策定すること
<補助金額>
中小企業:最大1億円
中堅企業:最大1億5,000万円
<補助率>
中小企業1/2
中堅企業1/3
事業再構築補助金においては、グリーン成長枠への申請に限り売上減少要件が不要であり、ポストコロナを見据えた成長戦略への支援ということが伺えます。
今後、脱炭素化への取り組みはさらに加速し、中小企業においても脱炭素化への対応が迫られるようになるのは明白です。
長期的な視点に立ち、持続可能な社会の実現に向けた事業戦略を練ってゆく必要があるでしょう。
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令和元年度・令和二年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(9次締切)の採択実績を更新しました。
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令和元年度・令和二年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(9次締切)の採択結果が発表されました。
当社では、12件採択されました。
採択されました企業様の設備投資額合計1.61億円で、補助金額合計1.01億円でした。
採択されました企業様、おめでとうございます。
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ものづくり補助金の10次締切分(令和4年5月11日締切)の申請サポートの受付を開始しました。
申請をご検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
ものづくり補助金の申請には、GビズIDプライムアカウントが必要です。
取得がまだの方は、下記専用サイトからご登録ください。
https://gbiz-id.go.jp/app/rep/reg/apply/show