認定支援機関
-
フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。
6月29日は「ものづくり補助金6次の採択発表」、7月2日は「事業再構築の2次公募の締切」でした。
当社はものづくり補助金、事業再構築補助金の申請についてはかなりの件数をこなしていますので、資料収集とヒアリングを終えてしまえば比較的スムーズに申請書の作成を行うことができます。
苦労に苦労を重ね、申請書をすべて完成させた時は達成感と充実感(少しの不安)を得ることができます。
しかし、メールや電話のレスポンスが悪い、何度催促しても資料を揃えない、毎回事業内容がコロコロ変わる、態度が横柄というような事業者が一定数存在するので、そこが補助金の申請で最もストレスがかかります。
そういう事業者は「補助金を貰えれば何でもいい」「貰えるものはとりあえず貰う」というスタンスですので、話が嚙み合いません。最近では少しでも波長が合わないと感じたら、こちらから断っています。(私は媚びてまで仕事を欲しいと思わない性格ですので・・・)
一方で、真摯に経営に取り組み、補助金を活用して会社を成長させたいという事業者は資料の提出も早く、打ち合わせでもしっかり自身の考えを述べられます。このような事業者の案件はやはり採択率も高い傾向にあります。
補助金を採択させるには事業者と我々専門家の協力が不可欠です。お互いに協力しなければならないのにも関わらず、専門家を下請けみたいに使う事業者が一定数存在するのは本当に不快ですし、残念です。
とはいえ、私は社員を守る責任もありますし、顧客を選ぶ権限もありますので態度の悪い事業者とは距離を置くことにしています。
事業者においては専門家に丸投げするのではなく主体性をもって取り組んでいただきたいと思います。
それが自社を見つめ直す機会にもなり、将来ビジョンを検討する機会にもなります。
そうすれば、申請書の作成そのものが
採択・不採択に関わらず意味のある書類になるのではと思います。
それでは、また次回です。
-
フラッグシップ経営代表、中小企業診断士の長尾です。
先日、ものづくり補助金の4次締切の結果が出ました。
当社が北海道から九州まで幅広くご支援させていただいた企業様のうち、20社が採択されました。
認定支援機関として20社の採択は全国トップクラスの結果だったと思います。
社員一丸となって取り組んだ成果が目に見える形となって一安心しました。
しかし、あいにく不採択になった案件もございましたので、再度チャレンジされる企業様においては5次締切に申請させていただきました。
当社の強みは普段から経営改善や事業再生を行っている中で、経営改善計画書の作成や経営改善の現場を通じて専門的な知見をもったコンサルタントが補助金の申請書をチェックしているところです。
事業者様とのヒアリングは経験豊富なコンサルタントが同席し、全社員で申請書を作成し、再度申請前にコンサルタントが確認します。
自社で受注し、外部の人間に委託するケースや経験のない士業や専門家が補助金ブームに乗って安易に申請を行い、不採択になるケースが多くなっているとの報告もあります。
補助金の申請をどのような事務所に依頼するかの基準をもつことは事業者様には中々難しいと思いますが、料金が相場とかけ離れていないか、過去の実績や社内体制(例えば1人事務所ではダブルチェックができない)はどうか、補助金以外にどのような仕事をしているかなどを参考にしていただければと思います。